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「なにがいいのか」がわからない人は旗印がない人

 

「なにがいいのか」がわからない。

 

「なんの話だ?」と思う方もいるかと思いますが、そのまんまです。「なにがいいのか」がわからない。

 

何かを始めようと思うけれども、なにをどう選択すれば良いのかがわからない。何が正しいのかがわからない。そして、意思決定が遅れる。仕事に限らずあらゆることが結局うやむやのまま流れてゆく。

 

僕はこの優柔不断な性格のせいで物事の判断ができないんだ。長いことそう思っていました。しかし、それは間違いでした。

 

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なにがいいのか

 

たとえば僕がお店を経営しているとします(実際に経営しています)。お店を経営していると色々と課題がでてきます。「ここをこうしたい」「あそこをあれしたい」と思い、それを「改善したい」と思う。

 

そこで「じゃあ、改善しよう」と動き始めますが、ここで手が止まるわけです。ピタッと。「あれ?どうしたらいいんだ」「なにをどうするのがいいんだ!?」

 

これです。

 

ここで手が止まってしまう。なかなか前に進まない。やるべきこと、やりたいことがあるのに歩みを前に進められない。このときに思うわけです。

 

「なにがいいのか」がわからない。

 

僕は結構長いことそういう壁にぶち当たっていました。おそらく20歳くらいから今の今まで。

 

思い返すと、学生時代はわりと直感的にサクサク動いていました。おそらく無意識のうちに「こっちだ!」と思った方に素直に動けていたんですね。

 

高校を辞めて商売人の道に入ろうと上京。書店『読書のすすめ』に丁稚奉公に行ったときもほとんど何も考えていなかった。「よし!読書のすすめにいこう!こっちが良い!」そう感じて気がつけば即行動していたわけです。

 

しかし、どうでしょう。読書のすすめでの丁稚奉公を終え、故郷に帰って数年が経ってからは「こっちがいいのかも」「あれ?こっちのほうがいいのかな?」と優柔不断な自分が出来上がっていました。こんなんじゃダメだ、とわかっているくせに自分で自分にブレーキをかけてしまう。

 

じつはこの現象に長いあいだ苦しんでいました。

 

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旗印を立てる

 

だけど最近になってようやくそんな呪縛から抜け出せそうな気がしてきました。

 

そのきっかけをくれたのは、トッキーという大学生です。トッキーは今、大学五年生で今年の秋から就職予定なのですが、先日こんな話をしてくれました。

 

「大地さん、コンセプトをつくりましょう」

 

「コンセプトをつくって、すべての意思決定をそれに委ねるのです」

 

ぼくは「なるほど」と思いました。

 

まずは徹底的に店のコンセプトを考える。それが旗印(はたじるし)です。そして、それに納得したならあとの細かいところの意思決定はそのコンセプトに従って決定する。

 

「コンセプトがこうだから・・・こうだ!!」

 

みたいな感じですね(ざっくりですみません)。軸(肚)を決めたら、細かいところはそれに従う。

 

そんでさらに、もう1歩が重要。その施策が多少外れていそうでも、細かいことは気にせずやる!どんどんやる!!とことんやりきる!!!

 

これです。

 

失敗を恐れず、ズレを気にせず、やりきる。もし間違っていたら、やりきったあとで軌道修正。朝令暮改。南無阿弥陀仏。

 

そう。経営には(そして人生には)ときに「エイヤッ!!」が必要なのです。すべてがすべてロジック任せでは前に進めません。エイヤッ!!

 

僕はこのことをふと思い立ち、この記事を書いています。

 

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前に進め

 

とにかく前に進むこと。行動を起こすこと。そうしなければ何も生まれません。生みながら考える。そして、生んでからなおす。手をとめない。それがとても重要です。

 

名作を世に多く残した画家・ピカソは多作だったのです。だから当然、駄作もあればそこそこ秀作もある。葛藤もあれば迷いもある。しかし、きっと彼も「エイヤッ!!」とやっていたのです。そうして数多くの「エイヤッ!!」のなかからビタッとハマったものが世に「名作」として広まっていったのです。

 

もちろん何の考えもなしに、ただただ無鉄砲に「エイヤッ!!」をやっていては当たり外れもありません。当たったとしても、それはまぐれです。自分のなかに軸を立てて、それに向かってエイヤッ!!とやるのです。そうして、エイヤッ!!の機会を増やしてゆく。そうすると少しずつエイヤッ!!の精度もあがってゆきます。

 

そうすると、なんということでしょう。いつの間にか、驚くべきスピードで成果をあげられるようになっている。数をこなせば自分のなかに経験値が溜まっていきます。

 

「こうしたらいい」

 

「こうやったらもっとよくなる」

 

回数を重ねていくうちに自分の得手/不得手もわかってきます。そして、その作業を繰り返し続けるのです。

 

まとめます。

 

  1. 徹底的に考え、旗印をたてる
  2. 旗印に従いやりきる
  3. 修正する
  4. 1〜3を繰り返す

 

30代を目前にやっと自分のなかのひとつの壁を壊せた気がします。

 

今年は僕はこれをやり続ける。

 

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最後に

 

最後にこの記事を書いていて浮かんだ、先人たちの言葉を紹介して終わります。

 

「仕事はコツコツじゃなくて、ガツガツやれ」 

 

これは「銀座まるかん」創業社の斎藤一人さんから聞いた言葉。コツコツやっている暇はない。仕事はガツガツやるんだ。

 

「楽勝でできることを、徹底的にやる」 


エンジェル投資家・経営コンサルタントの瀧本哲史氏の言葉ですが、今になってようやくこの言葉の意味がわかったような気がします。

 

「やらないことを決める。それが経営だ」

 

かのスティーブ・ジョブズが、グーグル創業者のラリー・ペイジにたいして「やらないことを決める。それが経営だ」とアドバイスしたと言われています。

 

逆説的になりますが「やることを決める」には「やらないことを決める」のが手っ取り早い方法です。

 

 

今日はガツガツ記事を書いてみました。荒削りなところもありますが、一度書き切ったあとで推敲します。

 

今年は、より一層がんばります。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。