続・日刊いそかわ

創作のためのメモ書きとして

なおしま

初めて訪れた香川県直島町。香川県に属する人口3000人のこの島が、いまや現代アートの聖地として知られて久しいが、それはなぜなのか?直島はいかにして現在の状態に至ったのか。岡山から直島に向かうフェリーに揺られつつ調べていたら、その裏には「直島に教育的な文化エリアを開発したい」との夢を描いていた当時の直島町長・三宅親連氏と「瀬戸内海の島に世界中の子供たちが集える場を作りたい」との思いを描いていた福武書店(現ベネッセホールディングス)創業社長・福武哲彦氏との出会い、そして哲彦氏の意志を継いだ息子・福武總一郎氏と建築家・安藤忠雄による「直島文化村構想」という綿密な計画が30年以上前からあったんだと知る。1955年に岡山市に創業した株式会社福武書店は、その事業を中学向けの図書や生徒手帳等の発行からはじめ、その後、通信教育講座「進研ゼミ」や「こどもちゃれんじ」で幼児から高校生の教育までと幅を広げ、2000年には東証1部に上場後、中国と韓国にも展開。「教育事業分野で世界No.1企業を目指す」とインドネシアに進出しつつ、現在は介護事業をも展開するベネッセが掲げる企業理念は「年を取るほど幸せになれるような社会、空間を創る」らしい。