「何をするか」よりも「どこにいるか」

「何をするか」よりも「どこにいるか」が大事。

 

今日の昼間、そんな旨の話を聞いた。要約するとこんな感じだ。

 

現在成長している企業には大別して2つのパターンがある。

1つは、成長していない市場で、他社のシェアを奪って成長しているパターン。

もう1つは、市場自体が成長していて、その波に乗って成長しているパターン。

 

んで最近は、成長している企業を100とすると、前者が10で後者が90の割合で存在しているという。

 

つまり今の社会のなかで法人の業績を成長させようと思うならば、「何をするか」よりも「どこ(の市場)に(賭けて)いるか」のほうが重要で、成長させるなら手っ取り早い、というのだ。

 

たしかに、言われてみればそうかもしれない。

この時代、既存の市場で他社のシェアを奪ってくる、つまり差別化する、と言ったって、やれることなんてたかが知れている。有用なアイデアはすぐさま転用可能だし、逆に時間を重ねることによって初めて積み上げることのできる価値はすぐには転用できない。

 

そう考えると、やっぱり「どこに(賭けて)いるか」。あるいは新たな市場を「つくりだせるか」が、成長にとっては肝になる。

 

個人の話で言えば「好きなことを仕事にする」のもいいけど、もう少し割り切って、自分が絶対にやりたくないこと以外のいくつかに、「分散して(賭けて)おく」のもいいと思う。

 

あるいは仕事を選ぶ際に「何をするか」ではなく、「どこにいるか」と、まずは暮らす場所を決めてみてから内容を考えてもおもしろい。

 

あくまでも「成長させたいならば」という、括弧付きの話だけど。