ひさびさの日記を新神戸に向かう新幹線のなかで書いている。めちゃくちゃ眠い。出張前ということもあって、やること山積み。深夜に店を閉めて2時くらいに帰宅してから作業して、風呂入って、作業して、荷造りしてたらもう朝。安定の要領の悪さ。1時間だけソファで仮眠をとった。危うく新幹線乗り遅れそうになり今回も鬼の形相で東京駅構内を駆け抜けた。これも、もはや毎度のことなんだけど。
今日から10日間くらいかけて淡路島、香川、直島、京都を巡る。淡路島では商品撮影、香川と直島は瀬戸内芸術祭、そして京都はもろもろ。なんだか東京はやっと暑さが落ち着いてきて、夜はだいぶ過ごしやすくなった。当然それでもまだ北海道よりは暑い。果たして、四国・関西はどうだろうか。
そういえば、先日金沢に行ってきた。『LINNAS Kanazawa』というホテルの運営を手伝っている綾村さんに「トークイベントやろうよ」と呼んでもらったのだけど、オーナーの松下さんをはじめLINNASの皆さんは素敵な人ばかりだった。催しの最後にはみんなでシーシャを吸いながら、シーシャに関する質問や各々の考察が飛び交い場が盛り上がった。
シーシャは、そのほとんどがまだ「ただのシーシャ」として世の中に広まっている最中だけど、この先「〇〇 × シーシャ」の流れに入るとさらに深まって広がるだろう。金沢にきてその考えがさらに強まった。シーシャはもっとおもしろくなる。
イベント翌日はひさびさに日本三名園のひとつ『兼六園』へ。この兼六園は「加賀百万石の祖」と呼ばれる前田利家の子孫たちによって何代にも渡って造られた。最初の作庭者は五代目藩主・綱紀(つなのり)。作庭における基本的な思想は一貫していて、その思想とは神仙思想と呼ばれているそうだ。大きな池を穿って大海に見立て、そのなかに不老不死の神仙人が住むと言われる島を歴代藩主たちは、長寿と永劫の繁栄を庭園に投影したらしい。北海道で育ったせいなのか、いわゆる日本庭園みたいなものがわりと好きで、都内でもたまに行ってしまう。なんだか心が落ち着くよね。
そんなわけで、そろそろ新神戸に着きそうなので、今日はここまで。