07:04起床
寝つきもよければ、寝起きもいい。一昨日くらいから、夜はちゃんと眠くなり、朝もちゃんと眠い(なにかに急かされるように起きることもなくなったし、まどろみのモヤモヤすらない)。子供のころに戻ったような気分。なんだこれ。これが坐禅のおかげなのかはわからないし、もともとそういう効果を求めて始めたわけではないけど、確実に影響している。人が変わったみたいだ。
一昨日くらいから家で自炊を始めた。自炊といっても内容はこう。朝は白米と納豆。昼は食べることもあれば、食べないこともある(だいたい忙しい)。夜は粥にすこし塩をかけて食べる。「精進料理をつくろう」という高邁な思想はなく、単純に安くて簡単でうまいからである。東京に会社をつくった6年前からほぼ外食ばかりの生活で、京都にきてからは「京都は外食でも家庭の味が食べられて幸せだなあ」と、さらに進んだ外食生活を送っていたのだけれど、そんな京都でもさすがに毎日外食は飽きてきた。というか、京都の外食は美味しすぎてだんだんと贅沢に感じるようになってきた。ましてや、先日も書いた山田無文さんの本などを読んでいると、「朝晩はお粥か雑炊、昼が麦飯に味噌汁だけ」なんて書いてあって、毎日外食している自分が馬鹿らしくなってくる。これまでは「ちゃんとおかずも作らなきゃ自炊じゃない」と思って、勝手に自炊のハードルを上げていたのだけど、よく考えたら男の一人暮らしなんて、べつに米で腹を満たしつつ、納豆や漬物があればいいじゃないか。実際につくってみると、十分に美味しい。さすがにたまに東京から泊まりにくる中沢は「おれ、お粥苦手」「白米と味噌汁がいい」というので、今朝からは味噌汁もちゃんと昆布と鰹節でだしをとってつくってあげることにした。禅宗のお寺ではご飯をつくる人のことを「典座(てんぞ)」というらしい。そういえば、お茶の先生も雲水さんの頃はよく典座をやっていたと言っていた。
今日は店の予約がないので、まとまった時間が必要な仕事を片付けていこうと思う。露路の草取りや買い出しにも行かなければ。坐禅とお茶の稽古も時間をつくって取り組もう。それでは皆さんも、いい一日を〜〜。